
もしもホストファミリーともめてしまった時、どうしたら良いんだろう

今回は私Lisaがオペア留学中にホストペアレントと教育方針について揉めたお話をご紹介いたします!
本記事の内容
- 躾のできないホストママ!
- 厳しく躾けられて育ったオペアLisa!
- 限界寸前だった私を救ったホストママファミリー!
- オペア終了の危機?ホストママとの躾会議!
- ホストファミリーともめてしまった時には
オペアファミリーとの衝突!躾のできないホストママ!
まずは私のホストママについて!
私のホストママは純日本人の子供たちがいつ日本に帰ることになっても大丈夫なようにと、日本語を教えることができる日本人オペアの私を雇いました。
キャリアウーマンのシングルママは、高学歴の超天才!
よく言えば天才でも、悪く言えば変わり者!
さらにキャリアウーマンのママは子ども達にも「ママはあなたたちよりも仕事がだーいすき!」なんて言ってしまう人。
最初のころは本当に「すごく良い人だけど、ちょっと変わった人だな」という印象。
つかみどころがないというか、テンションについていけないこともしばしば。
ママは高学歴完全な理系の人で、一度本を読んだり仕事に集中すると、子ども達が呼びかけても一切反応しません。
ママが言うには無視をしている訳ではなく、本当に子どもたちの声が一切聞こえなくなってしまうとのこと。
それでも私が一言呼びかけるとすぐに反応してくれます。
さらに高学歴ママあるあるなのか、子ども達が疑問に思ったことをママに質問すると子供には分かりっこない専門用語を駆使して真剣に説明してあげます。
子ども達の顔ははてなでいっぱいですが、ママは満足そう。
ただ見ている分には子供に対しては愛情いっぱいで、子ども達がはしゃげば周りを気にせず大きな声を出して一緒にはしゃぐことができる人。
朝から晩までハイテンションで子供たちと接しますが、いけないことを怒ったり、我慢させることができません。
だから子供たちのテンションも下がることを知らず、朝から晩まで最高潮!
さらに、仕事大好きなママは朝から晩までお仕事をしているので、子どもたちの面倒は朝食から学校のお迎え、お勉強やピアノレッスン、お風呂に寝かしつけまでほぼ私が一人で担っている状態だったのです。
私がアメリカに来てから1週間で、このファミリーに来たのは間違いだったのでは?と思わせる程でした。
子どもだちの躾ができていないために、隣人とトラブルになった話も書いているのでぜひ読んでみてくださいね!
虐待寸前!?幼少期から厳しく躾けられていたオペアLisa
一方、そんなホストファミリーのもとにオペアとして住み込みを始めた私Lisa
私は小さいころから恥じをかかないようにと、親からかなり厳しめに躾けられていて、母親は特に厳しく、周りから虐待を疑われるほどだったようです。
それでも愛情も十分に注いでくれる家族だったので、そんな厳しさに不満や疑問を抱くこともなく成長してきました。
それどころか、学生時代や社会人になってから
あなたをみていれば親の素晴らしさがわかる
とか
教育してくれた親に感謝しなさい
と言われるたび、厳しく躾けてくれた親に本当に感謝するばかり。
こうして育った私は中学高校と、妙な正義感を振りかざしポイ捨てする友人に注意をしたり、「食べ物で遊んじゃダメ!」と口を出さずにはいられませんでした。
そんな私を見て友人たちには「いつかみんなに子どもができたら、Lisaが全員の子供を躾けてくれそうだよね」と言われてしまうほど・・・。
そんな少し潔癖なところがある私に対し、周りの友人や家族は「Lisaはアメリカに行ったらめちゃくちゃ苦労すると思うよ!」なんてよく言われていました。
自由に育てられているであろうアメリカのキッズ相手に私の潔癖なところが我慢できるのか心配してくれていたのです。
それでもアメリカが目前に迫って脳内お花畑な私は、そんなみんなの心配をよそにアメリカの可愛い子ども達が私を待っているー!どんな困難も乗り越えて見せるー!と期待に胸を膨らませるのでした。
ホストママと私を救った日本旅行!
上記の記事でも記載しておりますが、うちのホストママは躾ができず、朝から晩まで子どもたちと同じテンションで騒ぎ続けます。
それは公園でもレストランでも家の中でも。
隣人との騒音トラブルにまで発展し、出産経験のないまま育児ノイローゼになりかけたころ、幸か不幸かホストママの実家(日本)へ一時帰国が決まったのです。
そこで私とホストファミリーの人生を変える転機が訪れるのでした。
日本帰国の最大の目的は日本に住んでいるホストママの家族に子どもたちを合わせること!
プラス、仕事大好きなママはにあろうことか日本でもぎっしりと仕事を詰め込んでいました。
なので、私は初めてのママの実家で子供たちをベビーシッターすることになっていたのです。
子ども達は当時3歳で、赤ちゃんの頃に一度日本に帰って以来、帰国は本当に久しぶりとのこと。
家族みんなに会えるし、飛行機乗れるし新幹線乗れるし、子ども達は常にハイテンションで騒ぎ立てていました。
ただ、アメリカでノイローゼ気味になっていた私も、普段子どもたちと3人だけの時には彼らを自由にコントロールすることができていました。
テンションの上がりきった子どもたちにどう声掛けをしたら落ち着いてくれるのか、癇癪を起したときにどう接すれば良いのか、それは保育士資格を持っていたからできたことなのかもしれません。
ところが!
そこにホストママやママの家族が加わると、子ども達は一瞬でモンスター化とし私の声なんて耳にも届きません。
むしろ、ママたちがいれば私が強く怒ることもできないのを知っててやりたい放題!
ママの家族とみんなで食事に行ったときには
- 椅子に立ち上がる
- 走り回る
- 大声で叫ぶ
のスリーコンボをやらかしてしまったのです。
滞在させてもらっていたママの実家では1日で下の階から苦情が来るほどの大騒ぎ!
もちろん私はその都度子どもたちに注意をするのですが、遠慮気味の声は彼らには全く届きません。
アメリカにいたころはまだ周りの目も寛大で気にすることのなかった子どもたちの醜態も、日本に来れば目立つ目立つ。
アメリカで多忙なママの代わりに、母親代わりとなって毎日子供たちを世話していた私にとって本当に恥ずかしくて申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
これには大きくなって久しぶりに会ったママの家族たちも衝撃だったようで、最初は手伝ってくれていた日本での保育も日に日に私一人で行うように・・・。
私としてはママの家族に気も使わなくて良いし、私一人の方が子どもたちも言うことを聞いてくれるので、むしろストレスフリーだったのですが、ママの家族たちは私一人に慣れない土地での保育を押し付けていることに罪悪感があったようです…
オペア終了の危機?ホストママ家族との家族会議!!
久しぶりに会った子どもたちの惨状を見かねたママの家族たちは何やら相談をしていたようで、
仕事中のママと、子どもたちを見ていた私を召喚し急遽家族会議が行われることになりました。
ママ家族の言い分!
さすがにひどすぎる!ここまで躾けられていないとは思わなかった
日本に来てまで仕事しすぎ。アナタの子でしょ。
Lisaちゃんには悪いけど子どもたちと一緒にいるのが耐えられなかった。
Lisaちゃん子どもたちの世話を押し付けて本当にごめんね。
ママの言い分
暴れるのは子どもだから仕方ないじゃん
だって仕事の方が楽しいんだもん
誰にも迷惑かけてない!私たちの何が悪いの?
それにはホストママの家族総出で猛反対!
子どもは言って聞かせないと分からない。
子ども達をアナタみたいな変わり者にするつもり!?
子ども達とアナタが変わり者でも問題ない。でも普通の人と同じように躾けないつもりならLisaさんに悪いから帰ってもらいなさい!!
とビシッとママに言ってくれました。
毎朝育児ノイローゼのような日々に悩んでいた私にとっては、本当にわかってくれる人がいるんだと泣きそうになってしまいました。
そこまで麻痺していた私も、育児ノイローゼの呪縛から解き放たれ、
やっぱり私は間違っていなかった。子どもにはそれなりの躾をしないといけないんだ!と再認識するのでした。
家族全員から怒られてしまったママも、さすがにまずいと思ったのか、子どもたちを家族に合わせて私との話し合いの場を作ってくれました。
衝撃!ママとの躾会議!
子どもたちを預け、さあ今後について決めていこうとカフェに入るや否や。
開口一番、ママから出た言葉は「子どもたちの何を怒れば良いの?」でした。
ママは真面目なので、しっかりとメモを準備して真剣に私の話を聞いてくれました。
• レストランでは走り回らないこと。
• 公共の場では静かにすること。
• いくら泣き叫んでもママはすぐに子ども達の言うことを聞かず、ダメなことはダメとしっかりと言い聞かせる事。
• 本や仕事に夢中になっても子どもの呼びかけにはすぐに応えること。(子ども達はママが返事をするまで叫ぶ)
• 泣き叫ぶならタイムアウトすること。(アメリカの教育法)
• 仕事ばかりでなく子どもとの時間をつくること。
• 外では手を繋ぐこと。(急に走り出してしまう)
etc…
1時間ほどかけて、ここには書ききれないほどの決まりをたくさん作りました。
衝撃だったのは、ママは子どもには子供と同じテンションで接してあげるのが母親だと思っていたようで、子どもの上がりまくったテンションを抑えてあげるという行為を知らなかったこと。
だから外でも家でもあんなにハイテンションで子供達と一緒に叫びまくっていたのかとある意味謎が解けました。
もしも、ホストキッズの躾に悩んだら!
さぁ、長くなりましたが、私とホストファミリーとの歴史に残る大事件でした。
取り敢えず、この帰国と家族会議のおかげでホストママにはうちの子どもたちは躾がされていない!ということをわかってもらえる良い機会になりました。
皆さんも子ども達の躾についてホストペアレンツと衝突することがあるかもしれません。
もちろんオペアは基本、その家のルールや教育方針に従うのがルールです。
でも、どうしても受け入れられない教育方や、自分には合わない環境のファミリーもいるでしょう。
そんな時は
ホストファミリーと揉めてしまったら
- ホストファミリーとじっくりと話し合う
- 第三者に入ってもらって客観的な意見をもらう
- エリアマネージャーに相談する
- それでもダメならホストファミリーをチェンジ!
躾に関してはアメリカだけでなく、日本でも家族によって様々!
虐待のような大きな問題などではない場合、どう対処すればよいのかわかりませんよね。
それでも自分が楽しく一緒に過ごせるファミリーであれば話し合いで解決したり、我慢して生活し続けることもできるかもしれません。
もしも、話し合いで解決しなかったりどうしても受け入れがたい環境であった場合は遠慮なくエリアマネージャーに相談してファミリーチェンジすることをお勧めします!
せっかくの短いオペア生活!
ストレスフリーで楽しめる方法を考えてみてくださいね!
なにか質問などあればお気軽にコメントまたはメッセージ下さいね!╭( ・ㅂ・)و